最近話題の一冊から名作まで!
日本の作家、作品が英語で紹介されているデータベースです。
作家名、作品名での検索も可能。
あらすじや作家の詳細を読むこともできます。
「半沢直樹」「ルーズベルトゲーム」と続き、今や“日曜日夜9時のドラマ”といえばこの人!と言っても過言ではありませんね!
『下町ロケット』
=『Downtown Rocket』
下町(downtown)+ロケット(rocket)
ストレートな英訳です。
『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』
=『We Bubble-Economy Hires』『We Bubble-Economy Wonders』
TBS日曜劇場「半沢直樹」の原作の一つ。
頭から"We〜"で始めることで「オレたち〜」を表現しています。
「バブル」は、そのまま「Bubble」
「入行組」は「Hires」“雇用”を意味する単語hireを使って「雇われ人→入行組」
「花のバブル組」になると「Wonders」“驚く” “疑念を抱く” のwonderで
「疑問を抱きつつも銀行という組織の中でしっかりと歩いていく」主人公たちの姿を表しています。
英訳タイトルは必ずしも「直訳」とは限らず、
日本語のタイトルが表そうとしている物語のイメージをより的確に示す英語が充てられているようですね。
キャッチーだったり、上手く韻を踏んでいたり、という要素も大切なようです。
『サラバ!』
=『So long!』
2015年の直木賞受賞作品。
「サラバ!」という短く言い切る日本語のリズムが、
「So long!」で違和感なく英訳されています。
「さようなら」「じゃあね」「またね」別れ際の挨拶で使えるso longですが、
「サラバ!」としても使えるんですね。
『炎上する君』
=『Burning Beloved』
「炎上する(=燃えている)」を「Burning」ここまではそのままですが、
「君」を「Beloved」で訳しているところに、「君」の存在感の強さを感じます。
『真夏の方程式』
=『The Midsummer Equation』
ドラマ、映画も大ヒットした「探偵ガリレオシリーズ」
「真夏」は「midsummer」
「方程式」は「equation」
“方程式”の英単語なんて、数学を専門としない限り知る機会のなさそうな単語ですが、
こうやって作品タイトルとなることでボキャブラリーを増やすことができます。
『容疑者Xの献身』
=『The Devotion of Suspect X』
「献身」は「devotion」
「献げる」devoteの名詞形です。
「容疑者」は「suspect」
suspectは「疑う」動詞としての意味も持っていますね。
suspiciousになると、形容詞で「疑わしい」
関連して把握できるといいですね!
『ゴールデンスランバー』
=『Remote Control』
日本語タイトルの「ゴールデンスランバー」はビートルズの曲名にちなんで付けられました。
作品の至る所にビートルズや曲名がキーとして登場します。
直訳すると(Beatlesの曲名で表示すると)「Golden Slumbers」ですが、
あえてそのまま戻すことはせず「Remote Control」と訳されました。
ゴールデンスランバーは、リモコンヘリを使った爆弾テロを発端に、
無実の主人公:青柳が犯人として疑われ、逃走を続けながらも巨大な陰謀に追い詰められていくストーリー。
その「リモコン」がそのまま英訳としてタイトルにされています。
『天地明察』
=『The Universe Revealed』
「天地」は「universe」
「明察」は直訳すると「insight(=明察、洞察)」ですが「revealed」と訳されました。
revealは動詞で「明らかにする」ただ明かすのではなく、
それまで知られていなかったことを明らかにする、という強い意味を持っています。
revealedになっているので「天地が明らかに“される(た)”」ことを示しています。
算術や天文。ありとあらゆる知識を駆使して日本初の暦作りに挑む、実話を基にした壮大な物語です。
話題の本、好きな本、お気に入りの一冊。
英語版タイトルを知ると、単語力アップはもちろん!解釈の幅も広がります。
英訳されていない場合は、自分で訳を考えてみるのも一つの手ですね♪
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