日本には無い「チップ」
一体いくら払えばいいのか?
どのタイミングで、どうやって払うのか?
謎めいた部分が多いですよね。
レストラン、タクシー、ホテルなど
チップを支払う場面は様々あります。
1、レストランーDINE IN
DINE IN(=日本で言うところの「イートイン」)
ではテーブルごとに担当のスタッフが決まっています。
オーダー取りからwater refill(=お水の注ぎ足し)
美味しく食べられているかのチェックなど
最初から最後まで同じ人が担当をします。
日本だと近くを通ったり目が合ったスタッフを呼び止めますが
チップ文化のある国ではそれがタブーだったりすることもあるんです。
お店の味、全体の雰囲気、
そして担当スタッフの「サービス」に対してチップを支払うので
複数のスタッフを呼び止めてしまってはお店側もサービスがしづらくなったり
サービスの質が下がってしまうこともあるようです。
そのため担当の人が回って来てくれるまで
少し待ってしまうこともありますが
それはそれで食事や空間をゆったりと楽しむことに繋がっているような気もしますね。
また日本では基本的に用がある時にスタッフを呼び止めますが
チップのある国ではスタッフの方が頻繁に各テーブルに回ってきます。
・Are you doing OK?
・Do you like it?
・Is it good?
「いかがですか?」と聞かれるので
・It’s really good!
「美味しいです!」と味を伝えたり、
・Could I have a cup of coffee?
「コーヒーいただけますか?」と追加注文をしたりします。
・What is this like?
「これはどんな感じの料理ですか?」と尋ねてみてもいいですね!
店員さんに聞くとサッとわかりやすく教えてくれます。
ぜひ積極的に会話をしてみてください♪
食事を楽しんだら、いよいよお会計です。
テーブル担当にcheckを頼むと金額が書かれた紙をテーブルまで持って来てくれます。
そしてこの紙にチップの目安が印刷されていることも多いです。
頼んだものの金額に応じて
10% 15ドル / 20% 30ドル
と言った感じで自動計算されて載ってきます。
大抵の場合10%が最低ライン。
その上はサービスや満足度に応じて支払額を選択します。
お店によっては15%が適切だったり
20%くらいじゃないと最低ラインとして失礼!?というところもあります。
支払い方にも色々とあって
★チップ抜きの値段で支払いを済ませテーブルにチップを置いていく
★チップを足した値段を書いて一度で支払いを済ませる
★チップ書き込みの欄が無い場合は金額を訂正して支払う
金額を訂正する場合は
自分で斜線を引いてチップを上乗せした金額に書き換えたり
店員さんを呼んで口頭で支払額を伝えたりします。
現金で支払う場合は
コインではなくお札で支払う方が好ましいようです。
クレジットカードで支払う場合は
チップを含んだ金額で決済することも可能です。
日本とは随分違ったサービスの在り方ですが
チップがあるおかげでスタッフ一人ひとりがお店のメニューをしっかりと案内できたり
自分の仕事に対して誇りを持って働くことにもつながっているそうですよ♪
2、to go (=テイクアウト)
お会計が終わったら
そのままレジ横に置いてある瓶やボトルにチップを入れます。
カウンターやワゴン販売でも同様です。
3、バーカウンター
一人のバーテンが
複数のお客さんの注文を取るバーカウンターでは
ドリンク代を店員さんに支払った後
チップをテーブルに置き去りにしたり
直接手渡しすることもあります。
カウンターにお金が置かれたままになっていることも
たまにありますが
皆がチップだとわかっているので
誰かが盗ったりすることもなくそのままにされていて
何だか不思議だったりもします。
4、ホテル
チェックアウトや外出の際
ハウスキーピングのスタッフ用に
枕元にチップを置いて出ます。
他にも、
荷物を運んでもらった時
タクシーを呼んでもらった時
ルームサービスなど
チップを渡した方がいいタイミングは沢山あるようです。
5、タクシー
タクシーに乗った際は
降りる時に乗車料金とは別で
15%くらいのチップを渡します。
日本には馴染みの無いチップですが
チップは働く人の生活手段の一部でもあります。
最低ラインや目安はありますが
その時の「気持ち」で金額を決めて渡しましょう。
それにしても
チップが存在しないのに
【お・も・て・な・し】
の精神が溢れている日本ってすごいですよね♪
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